ビーチで海水浴客の安全を守っているライフセーバー。そんな彼女たちに『海難救助バラエティー』という番組のスタッフとして声を掛け、MM号の中で人工呼吸のやり方や溺れたときの対処法を教えてもらいました!でも実は人工呼吸練習用の人形には強力な媚薬入りのリップが塗ってあって、彼女たちはだんだんヘロヘロに…。
タイトル通りです。話になりません。心肺蘇生の作法がまるでなっていない!!!
?まず、心配蘇生に移る前に必ず周囲の安全確認を行います。忘れがちですが最重要項目です。
?意識の有無を確認しましょう。肩を叩きながら大きめの声で呼びかけます。
意識がない!
?周囲の人を呼びましょう。必ず2名、それぞれ個人を指しながら、119番通報とAEDを持ってくることを指示します。
?気道を確保しましょう。“頭部後屈顎先挙上”です。頭を後ろに反らす位メージで、おでこを下に押し顎をクイッと引っ張ってあげましょう
?脈と呼吸をチェックします。
脈は首の動脈を触って調べます。あなたも顎のいわゆる“エラ”の下あたりの首を触るとトクトクしているはずです。
次に呼吸ですが、自分の耳を患者の口の前に持っていき、そのまま目線は患者の胸に向けましょう。耳で呼吸の音を聞き、息の風を感じ、目で胸の上下運動を確認します。
脈も呼吸もない!!
?胸骨圧迫…心臓マッサージを行います。
胸を押す場所は「胸の真ん中あたり」と言われています。昔は「胸骨の下半分」や「乳首を結んだ線の真ん中」と言われていました。どれか1つ覚えておいてください。
姿勢は、膝立ちの状態から自分の身体が患者の真上に来るように持っていきます。肘を伸ばして胸の真上から力をかけるように意識しましょう。
押す深さは5cmが目安と言われています。
また、リズムは「もしもし亀よ 亀さんよ♪」のリズムです。
押した後は必ず一度力を抜き切ってください。心臓はポンプなので、縮む時と膨らむ時が同じように重要です。力の入れ具合としては100-0-100-0-100…という意識です。
?胸骨圧迫が30回済むと、次は人工呼吸を2回行います。…が、これは感染防御の観点や精神面の観点から素人が無理に行う必要はありません。
?AEDが到着しました。ここで重要なポイントは3つ。
?自分が疲れていると感じたらAEDを持ってきてくれた人と胸骨圧迫を交代します。胸骨圧迫は深さとリズムが重要なので、少しの疲れが大きな差を生んでしまいます。
?AEDは書いてある通りにすれば誰でも簡単に操作できます。慌てず、しかし速やかに操作しましょう。
?胸骨圧迫は休まないのが重要です。人と交代するときやAEDのパッドを貼る時にも注意しましょう。
?そんなことよりAVとしては星5です。